2020/07/05
インフレ?複利?日本のマネー教育は先進国で22位と下位に


先日、経済シンポジウムに参加してきました。
金融庁の発表時間に、小中学校の先生向けに出張講義を実施報告や金融広報委員会のWEBぺージを更新している話とマネー教育の普及に対する報告がありました。
2024年から高等課程学習(家庭科)にて<投資教育>の授業がはじまります。
金融や経済に興味を持つ、若い世代が増えるといいですよね。
目次
インフレ?複利?日本のマネー教育は先進国で22位と下位に
先進国の学生にOECDのテストを実施しました。
同じ先進国やヨーロッパ諸国と比べると日本のマネー教育は、少し遅れていますね。
CECD調査との比較 日本は下位22位でした
フィンランドやフランスなどのヨーロッパ諸国が上位を占め、日本は22位という結果でした。
香港(中国)が5位、韓国が10位なんですね。
中国や香港ってキャッシュレス推進国なんですよね。
日本よりマネーリテラシーが上位なのもうなずけます。
日本の正答率が低かった問題
以下、日本の正答率が低かった問題です。
インフレの説明
Q「高インフレの時には、生活に使うものやサービスの値段全般が休息に上昇する」インフレの説明として正しいかどうか回答ください
インフレが起きた時に、現金が目減りすることをどれだけの人が意識しているでしょう。
親子でお金の会話って大事ですよ。
「チロルチョコ。。1個10円で買えましたよね!」
何で10円で買えなくなったんでしょう。
インフレのお話は、小学生のお子さんでも答えられる子が増えてほしいです。
複利の問題
Q「100万円を年利2%の利子がつく預金口座に預け入れました。それ以外、この口座に入金や出金が無かった場合、5年後の残高はいくらになっているでしょうか」(税金は考慮しないものとする)
日本は、単利と複利の違いを理解している人も少ない気がします。
高等教育で全員が理解できるようになってほしいです。
複利運用は、元金100万円だけじゃなく、利子にも年利2%つきます。
運用商品を選択するとき、長期・複利運用の積み立て投資は最強ですよ!
単利と複利は、また別途コラムを書きたいと思います!
分散投資について
Q、「1社の株を買うことは、通常株式投資信託(何社かの株に投資する金融商品)を買うよりも安全な投資である」次の文章が正しいかどうかをご回答ください。
1点投資は、分散投資より安全かという問題ですね。
投資未経験の若い世代は「おいしい話だよー」と言われて、未確定なものに投資したりする傾向があります。
(私も詐欺にあったことあります・・・苦笑)
分散投資のメリットは、中長期にかけて安定的に資産を築いていけることと資産を保全しやすいところにあります。
スキルのある人や短期トレードをされる方は、1点投資される人もいますが。
分散投資は、他の投資先で損失をカバーできます。
はじめての投資は、分散投資の方がよさそうですね。
CECD調査のまとめ
インフレ、複利、分散投資と社会に出る前に知っててほしい内容ですね。
金融庁の方針や考えを聞いて、知らなかったことが多かったので、私も今後のサービスに活かしたいと思います。
マネー教育の輪が、日本にもっと広がりますように。
最後までお読みいただき有難うございました。
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