2020/06/15
確定拠出年金<iDeCo>のデメリットについて


先日、iDeCo(以下、イデコ)のメリットについて書きました。
メリットがある商品には、デメリットがある。
本日は、イデコのデメリットについて書いていきます。
目次
デメリット① 手数料がかかる
口座開設時費用、毎月の口座管理料、投資信託の信託報酬などの手数料がかかります。
手数料をゼロにすることはできません。
SBI証券の確定拠出年金<iDeCo>は、比較的安いのでオススメです。
金額は、以下の通りです。
解決策としては、年払いにする、手数料以上の運用成果を出すなどです。
デメリット② 60歳まで引き出せない
イデコは、60歳まで引き出せません。
私は、一番のデメリットだと思っています。
イデコの目的を外さないでください。
目的は、老後資金の積立てです。
なので、余裕がない状態ではじめたり、違う目的ではじめるのは危険です。
いざという時のお金をしっかり貯めた上ではじめましょう。
預貯金もない状態で、「節税にもなりお得だから」といってイデコをはじめてしまうと何か起こってお金が必要になった時に貯金がない!と困っちゃいますよね。
なので、
しっかり考えた上で、はじめましょう。
デメリット③受け取り時に課税される場合もある
先日、メリットをお伝えしたときに、受け取り時にも控除を受け取れるという話をしました。
その逆で、控除額を超えて受け取ると課税される可能性があります。
一時金として受け取る場合、会社の退職金と合算されるので、退職金がたくさん出る会社に勤めている場合は、課税される可能性が高いです。
年金として受け取る場合、公的年金と合算されるので、公的年金がたくさんもらえる場合は、課税される可能性もあります。
計算して、控除内で受け取れるように考えなくてはいけません。
メリット④ 申込み資料が複雑
申込み、ちょっとめんどくさいです(笑)
イデコの口座を開設するためには、何枚か書類を書かないといけないのですが、その書類手続きで躊躇される方が多いんじゃないかなと感じます。
困ったら、お気軽にご相談くださいね。
デメリット⓹ 特別法人税がかかる
イデコは、企業型確定拠出年金と一緒で、特別法人税の対象です。
(拠出金+運用益)に対して年率1,173%を課税するという制度です。
特別法人税は、1990年から課税凍結されているので、イデコができてから課税されたことは一度もないです。
※凍結となっているので、復活する可能性もゼロとは言い切れません!課税されたらデメリットが大きくなりますね。
デメリット⑥ 自分で運用しないといけない
イデコでは、資産運用する商品を自分で選ばないといけません。
どの投資信託を選べばいいか悩むところです。
以上が、デメリットになります。
銘柄については、また書きます。
イデコのデメリットを理解した上で、自分に必要かよく考えてからはじめましょう。
最後までお読みいただき有難うございました。
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