2020/06/07
自宅待機を命じられた!【傷病手当金】を申請しましょう


先日、Twitterで呟いたら
「妊娠の時に知りました。」
「仕方なく有給消化していました。」
などのコメントが多かったので、
【傷病手当金】について書いてみようと思います。
というのも、
中小企業の多くが、自宅待機や長期療養に関して、
ほぼ有給消化で処理する傾向があります。
有給ですべて処理する必要はないと思います。
国の制度、お得に使っていきましょう。
傷病手当金とは・・・?
傷病手当金は、
- ■インフルエンザやコロナウイルスなど休養を余儀なくされたとき
- ■病気(ガン、妊娠など)やケガ(骨折、レジャー時の交通事故など)で療養するとき
- ■入社して6カ月以内で、有給が使えないとき(その場合、3日間は無給)
など社員とその家族を守るためにできた制度です。
(健康保険法第104条による継続給付の要件を満たしている者は除く。)
3日間の待期期間が認められると
傷病手当金は、
賃金の3分の2を休んだ日の4日目から最長1年6カ月支給されます。
インフルエンザで5日間休んだ場合、4日目から傷病手当金が支給
イメージはこんな感じです。
有給が10日間あるとして、
1日目~3日目は、有給を消化。
4日目と5日目は、傷病手当金を申請すれば、
全ての有給を使うことなく、欠勤することができます。
あまり知られていない制度ですが、
会社員であれば、誰でも活用できるお得な国の制度です。
参考になれば幸いです。
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